ついに最終回！最終回の予告編ではタルのショッキングなシーンも！ピョンガンとタルはどうなるの？コンやモヨンは？戦いの結末やら、ヨンヤン王とピョンガンの関係性も気になる！
これら全てがこの最終話で完結します！「王女ピョンガン月が浮かぶ川」22話（最終回）のあらすじです。
王女ピョンガン月が浮かぶ川の相関図
王女ピョンガン・最終回（第22話）あらすじ
阿旦（アダン）山城を奪還したピョンガンとタル。しかし新羅王自らが率いる大群がもうそこまで迫って来ました！
新羅王からの書状
そこまで迫って来ている新羅軍の王から書状が届きます。明朝までに投降しなければ皆殺しにするという内容でした。
将軍タルは、阿旦（アダン）山城はコグリョの領土だから手放すわけにはいかないと言い、戦うことを宣言。そして、ピョンガンには負傷兵を連れて王宮に戻るよう言います。
タルを置いて王宮に戻るなど、当然受け入れられないピョンガン。タルに離れないと抵抗しますが、話は平行線なので、わかったと言います。
ピョンガンは、タラジン、負傷兵と共に阿旦（アダン）山城を離れます。
単身敵陣に乗り込むピョンガン
阿旦（アダン）山城を出たピョンガンですが、タラジンに「このまま王宮には戻れない」と言います。（ピョンガンの気質から考えると、大人しく王宮に戻るとは思えませでしたから、やっぱりって感じです。）
その頃、モヨンの養父・ヘジウォルは、新羅王の命により殺害されます。
ピョンガンはタラジン達と別れ、単身、新羅王の陣営に乗り込みます。
そして新羅王の寝所にまで入り込み寝込みを襲おうとしたその時、新羅軍の後を追ってきたコンが駆けつけ、間一髪のところでピョンガンを止めます。
新羅王を殺害し、戦いを終わらせ、タルたちコグリョ軍を守ろうとしたピョンガンの計画は失敗しました。
誰の命令で乗り込んできたのか、と問う王に「自分の意志で乗り込んだ。コグリョ軍は最後の一人まで戦う」と答えます。
王女の処遇を問われたコンは「殺すべきです・・生かしておけば危険です。コグリョを討つために自ら参戦しました」と、新羅王に、自分はあくまでも新羅のために動いていることが真意だと印象付けます。
ピョンガンは「玉は割れても輝きを失わず、竹は燃えても決して折れはしない」と、自分を殺したところで結果は変わらない、と話します。
一夜明け、阿旦（アダン）山城では、新羅軍が攻めてこない事を不審に思います。
そこへ新羅軍からの伝令が！「新羅王の暗殺を謀った王女を捕らえた。一刻も早く降参して王女の命を救え」の文面に、ピョンガンの腕輪が添えられていました。唖然とするタル。
捕虜となってしまったピョンガン
新羅軍陣営では、ピョンガンを新羅の首都に移送しようと連れ出します。コンには何も伝えられていません。新羅軍は、タルたちが投降しようとどうしようと、皆殺しにするつもりなので、王女を返すつもりなど全くないのです。
新羅王はコンを信じていないのでしょう。コンもまた、王女を助ける手立てを考えていたので、王女が連行され、コグリョ軍を皆殺しにする事を聞いて唖然とします。
連行されたピョンガンを追って、竹藪を一人進むコン。そこへモヨンが現れます。
モヨンは養父が殺害されたこと、私たちにも殺害命令が出ている事をコンに伝えます。
命を狙われていても王女を助けるというコンの気持ちは変わらず、モヨンは「王女しか見えないあなた様といたら、私まで狂ってしまいました」と、一緒にピョンガンを助けに行くと言って引き下がりません。
ピョンガン連行中の一行の前に、コンとモヨンが立ち塞がり、斬りつけピョンガンを助けます。その時、モヨンが負傷します。
その頃、阿旦（アダン）山城のタルは、亡き父の言葉を思い出していました。「大義や名分など大事ではない。命がけで守るべき人、その一人のために剣を握れ」
その言葉を信じ、迷いがなくなったタル。プンゲもタルに「お仕え出来て光栄でした将軍」とタルの決定についていく意志を示します。「最後まで一緒にいてくれてありがとう」とタル。
その時、ヨンヤン王が3万の大軍を率いて向かっているという朗報が飛び込みます！ヨンヤン王が助けにやって来たのです。ヨンヤン王はどうやら自分の考えが間違っていたことに気付いたのでしょう。
この知らせは、敵・新羅陣営にも伝わります。また新羅王は、ピョンガンを取り逃したキム・チャスンを斬り捨て、出征命令を出します。
約束ののろし
コンとモヨンに助けられたピョンガン。３人で逃げ進みますが、モヨンの傷が深くこれ以上動けなくなってしまいます。
この窮地を脱するには、自分達の居場所を味方に知らせるしかない、と考えたピョンガンは赤いのろしの矢を空に放ちます。これは敵にも居場所を知られてしまいます。しかしタルを信じてのろしを放ったのです。「私はここよ！」
危険になったら赤い粉の矢を放って知らせる、とタルと約束していたのです。
タルは赤いのろしに気付きます！プンゲに城を任せ、ピョンガンを救いに馬を駆けて出発します。
しかし先にピョンガンたちを見つけたのは新羅の追撃軍でした。モヨンを守りながらピョンガンとコンで戦います。そこにタルが駆けつけ応戦し、追撃軍を倒しました。
モヨンに抱かれて
コンは切られました。瀕死の重症です。
コンを抱き抱えるモヨン。その二人にピョンガンは、助かったのは二人のおかげだと感謝の言葉をかけます。
虫の息のコンは、タルに、王女とモヨンを連れて早く行け、と言います。モヨンは動こうとしません。
「・・王女様、真剣勝負は次の機会に・・早くお行きください・・」と、ピョンガンとタルに出発を促します。
コンとモヨンを残し、タルとピョンガンは出発します。
モヨンの膝の上で遠のく意識の中、「私を憎んでいるか？」と。「憎んで恨んで呪います」と涙のモヨン。嘘が下手だというコン。
「ただの一度でも私のことを愛したことがありますか？」とモヨン。
「・・モヨン・・お前は私そのものだった。手に入らないものを欲しがり、叶わない夢をひたすら追う。自分を見てるよう・・モヨン。どうか歩みを止めず生きるのだ・・お前のことを・・愛していた・・」
コンは、モヨンの腕の中で息を引き取りました。
無数の矢が襲う
タルとピョンガンが阿旦（アダン）山城に戻る途中、コグリョ軍勝利の知らせを聞きます。
二人は馬を降り、阿旦（アダン）山城を見ながら勝利を喜びます。
「幸せになってもいいのかな」とコンたちを案じて心曇らせるピョンガンに、「2人のためにも幸せになれ」とタル。子供が7人欲しいと言い出すタルに笑顔が戻るピョンガン。二人で寄り未来の幸せを思い描きます。
その時、異変を感じたタルはピョンガンを突き放します。と同じに無数の矢が・・
無数の矢がタルの身体中に突き刺さります・・
また次の矢の海が目がけてきます。ピョンガンを体でかばい、更に矢が突き刺さるタル。
プンゲ率いるコグリョ軍が駆けつけ、なんとか鎮圧します。
血を吐きながら「俺は大丈夫・・」というタルの顔をピョンガンは泣きながら包みます。「しっかりして・・」
「だけど、カジン、お前の顔が見えない・・」
「私はここよ」と号泣するピョンガン。「もう全部終わったのに・・これからなのに・・ずっと一緒にいるって言ったじゃない！」
「俺の妻・・大切な人・・愛してる・・」
目をつむるタル。
「目を開けて！死なないで！」と号泣するピョンガンにタルが答えることはありませんでした。
動かなかった棺が
タルを乗せた棺。プンゲやタラジン達が泣きながら運ぼうとしますが、棺は全く動きません。
まるでピョンガンのそばを離れない、と言っているようです。
泣き腫らしたピョンガンが棺に近づきます。棺に優しく手を置き、
「これでお別れです。コグリョの空に帰りましょう。これも天の定め。未練を捨ててください。私がお見送りします。」
「たとえ、生と死で別れていても、心は将軍と一緒です・・」とタルの頬に手で優しく撫でます。
「ですから、さぁ行ってください・・」
するとプンゲたちに押された棺が動き出しました。「将軍万歳！」と涙しながらタルを送るコグリョ軍の兵たち。ヨンヤン王も見送ります。
王宮を離れるピョンガン
ピョンガンはタルとの約束を果たすために王宮を離れる決心を固めます。
王宮を背に並んで立つピョンガンとヨンヤン王。「姉さんを疑い憎んだことを許してほしい。未熟な弟でした」と謝るヨンヤン王。
国と民のための王となってください。信じています」とピョンガン。
道すがら、モヨンに遭遇します。ペクチェで商いをしているというモヨン。
「三国統一はそなたが成し遂げたな」と冗談で交わし、コンは日の当たるところに葬りました、これからは貧乏くじを引きません、と笑顔で話すモヨンに「きっとうまくいく、私にはわかる」と励まし友と別れます。
幽霊谷に戻ったピョンガン、そこには・・・
ピョンガンは幽霊谷に戻ってきました。タルとの想い出が駆け巡ります。
幽霊谷の家に着くと、焚き火が燃やされています。誰かいるのでしょうか？
すると家の中からタルそっくりな青年が出てきます。驚いて戸惑うピョンガン。
青年は「どちらさん？」と。「あー、坊さんに会いにきたのか」と言い捨て去っていきます。
続いてウォルガン和尚が家の中から出てきました。
ウォルガン和尚は、タルがこの家を離れる時に、一つのお願いをした、と打ち明けます。
それは、仮死状態になる秘技を教えて欲しいというものでした。以前ウォルガン和尚がこの技を使って窮地を逃れましたね。
命が危うくなったその瞬間、タルはその秘技を使い、死んだように見せかけたのだと話すウォルガン和尚。
しかしその秘技は危険も伴い、問題が生じることもあると。タルはその秘技を使ったせいで記憶をなくしているのです。
タルが薪ひろいから戻ってきました。「まだいたのかよ。」というタルに「私、あんたを知ってる」と言うピョンガン。
「何で知ってるんだ？」といぶかしがるタルに「ついて来て」とピョンガン。
二人の想い出の場所に連れ出します。かつて二人で水を掛け合った場所で同じように水を掛け合います。「何するんだよ」とタル。
そんな二人をウォルガン和尚は見つめ、「ご両親は宿命に勝てませんでしたが、お二人は打ち勝った。これからは二人きりで平穏にお過ごしください」と言い、幽霊谷を去ります。
月が浮かぶ川を見渡す場所。
お揃いの腕輪をさせられ、しげしげと見つめながら、「自分の名前も思い出せないし、故郷もわからない。」
「あの坊さんが待っていればいいと言うけど、よくわからない。」
だんだん思い出すから、と言うピョンガンに「じゃあ俺の名前は？」と問われ、川の上に見える月を指差します。
「ただのタル（月）だ」「そうよ、タル」
「・・・オン・・タル・・・」「そうよ！タル」と抱きつくピョンガン。
この匂いも嗅いだことがあるというタル。
「これからあなたに話したいことがたくさんある。夜通し話しても足りない。」と言うピョンガンに「俺たちはどんな関係なのか？」と聞きます。
優しく口づけで返すピョンガン。
すると、少ししてタルが口づけを返してきます。
「思い出したの？」と言うピョンガンに大粒の涙を流しながらまた口づけするタル。ピョンガンも涙を流して答えます。
そして二人とも笑顔になり、月が見える川をバックに口づけを交わし続けます。
タルの記憶が戻り、笑顔で抱き合うふたり。月と川が二人を見守っているようです。
おしまい
筆者の感想（ネタバレ）
いやー、ハッピーエンドでよかった！よかった！モチーフとなった昔話では、タルは死んでしまうので、とても心配していました。
仮死状態になる秘術って、ロミオとジュリエットやん！って感じだけど、ちゃんと伏線が貼られていましたね！ウォルガン和尚が使ってました。この秘術。
タルの記憶が戻るのも早かったですねー。これは尺的に致し方がないのかな、と思いました。
あと強く感じたのは、ヨンヤン王が太子時代から人柄が変わりすぎ！ってところ。姉ピョンガンが自分に代わって王になろうとしていると言う、嫉妬心やねたみが原因との説明だったけど、納得できる説明ではないな。しかも最後に元の優しい人柄に戻ったのも簡単に戻りすぎ！
あと、モヨンは強い女性ですね。コンが死んでしまったら、自分も自害しそうなものだけど、ペクチェに行って商人になるとは、おみそれしました！
とにかくハッピーエンドで幸せな気分になったエンディングでした！面白かった〜♪
次回作は何？
次回作は七日の王妃です。
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