韓国で1500年も語り継がれているという純愛物語をベースにした韓国時代劇ドラマ「王女ピョンガン月が浮かぶ川」。2021年10月にNHKBSで日本初放送となり注目を集めています。
主演はドラマ「太陽を抱く月」の子役として大ブレイクし、美しい女性に成長した大人気のキム・ソヒョンと、ドラマ「哲仁王后」で主要人物を演じ、人気に火がついたナ・イヌ。
ここでは各話のあらすじを紹介しています。
登場人物
ピョンガン/ヨム・ガジン役:キム・ソヒョン
高句麗のピョンウォン王の長女として生まれるが、訳あって国を追われ、記憶を失った状態で殺し屋の集まりである殺手房に拾われ殺し屋として育てられる。
オン・ダル役:ナ・イヌ
ピョンガンを逃がそうとして殺されてしまった父の遺言を守り山で目の悪い母親と暮らす。スノブ部族長であるオン・ヒョプ将軍の息子。
心やさしく、動物を愛し暴力は否定派の人間だが、ピョンガンの夢を叶えようと自らの巨大な力を振るい闘う。
コ・ゴン役:イ・ジフン
ゲル部の首長であるコ・ウォンピョの長男。品位と権威を併せ持つエリート将軍で、ピョンガンの幼少時、剣の師匠でもあった。
ピョンガンに剣を教えている時からひそかにピョンガンの事を想っている。
ヘ・モヨン役:チェ・ユファ
ソノ部の首長へ・ジウォルの養女。キレ者であり資金運用の才能があり、父親のかわりにソノ部の実権を握っている。
薬草店を営み薬草に詳しい。
第1話あらすじ
高句麗(コグリョ)の時代、国王の長女であるピョンガン王女は幼いながら「将来は君主として国を守る!」という夢を持っていました。
高句麗を収めるのはピョンウォン王。王のは塩の専売を禁じていたのだけど、ソノ部、クァンノ部、そしてケル部の3部族が塩の永久専売権を王に要求してきます。王はもちろん了解しないのだけど、強大な力を持つケル部で王族の重臣コ・ウォンピョに言い返せず、「そなたたちで決めよ!」と屈してしまいます。
そして実権は各部族たちに握られてしまったのです。
ある時、ピョンガン王女は王の側室チン妃の後ろをつけます。するとチン妃はケル部族長であるコ・ウォンピョと落ち合っていました。「王妃が出発したら隠し持っておけ、そなたを王妃にしてくれるお守りだ」とコ・ウォンピョは言いました。
危険を感じたヨン王妃は娘のピョンガンを連れ、国境にいるオン・ヒョプ将軍に助けを求めに旅に出ます。
ピョンガン王女が、ピョンウォン王の子ではないという噂が広まっていました。本当の父親は僧侶のウォルグァンであると。ウォルグァンは僧侶になる前は最高の武将でした。
ピョンウォン王に一報が入ります。「王妃がウォルグァンのいる寺に到着したようだと」。王妃の部屋を捜索すると密通していたとみられる文も見つかります。しかしこれは罠だったのです。
罠だと気付かぬ王は、王妃を殺害する命令を出してしまいます。
王妃は襲撃を受けます。王妃を逃がそうとする周りを制止し、「民を置き去りにはできない」ととどまります。
そしてピョンガン王女に、タルと逃げるように!と言います。タルとは、将軍オン・ヒョプの息子です。
王妃は矢に打たれ、息絶えます。
ピョンガンとタルは逃げます。しかし途中、崖からタルが落ちてしまいます。ピョンガンは何とか寺までたどり着きます。しかし寺は襲撃されています。その様子を見ていたところ、何者かがピョンガンの口を塞ぎます。
・・・・8年後、
ピョンガンは記憶を失い、刺客集団の一員となっていました。
第2話あらすじ
山の中でカジン(ピョンガン/記憶を失ったので名がカジンとなっている)とタル(8年前に崖から落ちている)が出会います。タルはカジン(ピョンガン)のことを刺客だと言い当てます。
タルは目の悪い養母と山の中でひっそりと暮らしていました。
ある日カジン(ピョンガン)は都にやってきます。そこで刺客集団の頭ジュンソに「王が儀式(ピョンガン王女のお弔い)に出るので巫女として潜りこめ」と命じられます。
王宮に潜り込んだカジン(ピョンガン)は、かつての自分の乳母と出会し、記憶が微かに脳裏をよぎります。しかし記憶は戻りません。
儀式が始まり、カジン(ピョンガン)は王の命を狙おうとしますが、失敗に終わり、山に逃げもどります。
追っ手に矢で背中を刺されますが、タルに助け出されます。
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第3話あらすじ
ケガが回復するまでタルの家にいたカジン(ピョンガン)。刺客集団の仲間から、父親からの伝言を聞き驚きます。
父親は本当の親ではなく養父だということ。その養父は「本当の親を探しなさい、青珠の首飾りが手がかりになるだろう」と。青珠の首飾りは、カジン(ピョンガン)が持っていたものです。
王の暗殺失敗後、養父は刺客集団の頭に囚われていました。カジン(ピョンガン)は助けに向かいます。そして養父に訴えます。「自分は本当は何者なのか」と。
タルは、カジン(ピョンガン)に何か起きたのだろうと察します。そして刺客集団のアジトのある山に向かいます。
そして刺客集団の双子に養父は助け出され、タルとカジン(ピョンガン)も合流します。
カジン(ピョンガン)は養父を仲間に任せ、タルと王宮に向かいます。
第4話あらすじ
王宮に入ったカジン(ピョンガン)は、かつての乳母に自分が王女であることを聞かされ驚き動揺します。
そこに幼い頃剣を習ったコン(ケル部族長の息子)が現れます。コンは「何者だ!」と剣を交えて戦いますが、「王女様逃げて!」という声が聞こえ、驚いているとその隙にピョンガンは逃げてしまいます。
少しずつ記憶が蘇ってくるピョンガン。
王宮に忍び込むと、実の父である王と出食わします。
「私が誰であるか分かりますか?」
「ピョンガンです。なぜ私を見捨てたのですか?」
王は「亡霊が出た!」騒ぎ立てます。
一方、タルは捉えられていました。でもピョンガンがきっと戻ってくると信じていました。
王女ピョンガン月が浮かぶ川の相関図
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