オリンピック競技の花形でもあるスキージャンプ競技。2022北京オリンピックで女子が出場できるスキージャンプの個人競技は、ノーマルヒルしかありません。男子にある、ラージヒルがないのです。理由を説明します。
スキージャンプ女子にラージヒルがないのは複合的な理由
2022年現在、スキージャンプ競技女子に「ラージヒル」の競技はなく「ノーマルヒル」のみです。
なぜ「ラージヒル」がないのか、理由は複合的になります。
- 競技人口が少ない
- 女子スキージャンプ競技の歴史が浅い
- 国際試合は始まったばかり
競技人口が少ない
スキージャンプの現役選手の競技人口は世界で男女合わせて1,400人程度です。そのうち女子は200人程度。ワールドカップなど国際試合に参加する選手はもっと少ないです。
2010年のバンクーバーオリンピックで、スキージャンプ女子の採用は見送られました。オリンピックに採用される競技の人口は、普通数十万人から数千人であるとされており、圧倒的に足りていなかったからです。
競技人口が少ないと、レベルの高いメダル争いがかないません。メダルの価値が下がってしまいます。
そう言った観点から、「ラージヒル」競技の採用には至っていないのです。
女子スキージャンプ競技の歴史が浅い
スキージャン女子の競技がオリンピックに採用されたのは、2014年のソチオリンピックです。北京オリンピックでやっと3回目です。
また歴史が浅いためか、国試試合の参加国もオーストリア、ドイツ、ノルウェー、日本などに限られています。
国際試合は始まったばかり
スキージャンプ女子「ラージヒル」の初国際試合は、FIS 2021年ノルディックスキー世界選手権となります。わずか1年前です。この大会で日本の高梨沙羅選手はラージヒルで銀メダル、ノーマルヒルで銅メダルを獲得しました。
まとめ
スキージャンプ女子にラージヒルがないのは、競技人口が圧倒的に少なく、歴史が浅い事が理由となりました。
今後、もっと選手層が厚くなり、様々な国の選手達が国際試合に参加するようになってくれば、スキージャンプ女子の「ラージヒル」もオリンピック競技として採用される事でしょう。
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